平成21年度から薩摩川内市全域で本格実施されている連携型の小中一貫教育。その目標は
 ○ 小中学校間のより円滑な接続を図り,学習指導上・生徒指導上の課題を解決するとともに,
   教職員の意識の変革や指導力の向上に向上に資する。
 ○ ふるさと薩摩川内を知り,理解し,愛するとともに,将来にわたってふるさとを誇りに思う子ど
   もを育成する。
 そのための方策として「4・3・2制」の教育段階の在り方や新教科「コミュニケーション科」の充
実,さらには小学校英語活動の充実など,それぞれの中学校区において特色のある一貫教育が
推進されています。
 本校は高城西中学校区に属し,湯田小学校とともに三校で研究を進めています。その概要は
以下のとおりです。


 本校の子どもたちが進学する高城西中学校の先生方に本校へお越しいただき,主にTT形式で授業を行っています。一人一人の子どもをよく知っている小学校の先生のかかわりと,教科の専門的な知識・技能をもつ中学校の先生の支援で,子どもたちは「確かな学力」をしっかり身に付けることができます。
 本校,湯田小学校,高城西中学校の児童・生徒がいっしょに活動し,三校の交流を深める活動を推進しています。平成23年度は5月,12月,2月の3回,三校合同学習会を行う予定です。また,湯田小学校とは市小学校綱引き競技大会へ合同で参加したり,宿泊学習を合同で行ったりしています。
 平成23年度から小学校高学年で完全実施される外国語活動ですが,本校では低学年10時間,中学年25時間,高学年35時間の英語活動を行っています。毎月2回のペースでALTの先生にお越しいただいて,生の英語を耳にしたり,2カ月に1回のペースでゲストティーチャーにお越しいただいて,コミュニケーション能力を身に付けるための楽しい英語活動を実践したりしています。
 薩摩川内市で新教科として生まれた「コミュニケーション科」。総合的な学習の時間から分離して教科化されました。本校では「水」をテーマとして,近くの川の調査に出かけたり,田んぼで稲を育てたりして,人間として必要な「コミュニケーション能力」を身に付ける学習を展開しています。