「お別れのことば」で思い出などを振り返る児童10人
(17日、薩摩川内市の西方小学校)
海親しむ体験回顧 西方小

薩摩川内市の西方小学校の閉校式が17日、同校であった。サーフィンが盛んな西方海岸近くにある同校。在校生10人が「お別れの言葉」で、サーフィン体験など海に親しんだ思い出を振り返り、参列した卒業生ら約300人と一緒に校歌を合唱して、142年歴史を締めくくった。

式では、木原田克彦校長が「培った友情や歴史は心に刻み込まれる。西方小の伝統が、統合する水引小でも引き継がれることを願いたい」とあいさつ。全員で校歌を歌う時には、涙を流す卒業生の姿も見られた。

校歌などが刻まれた記念石碑の除幕式もあった。最後の卒業生となった汐満いずみさん(12)は「閉校は寂しいが、今後も地域の人たちと楽しく過ごしたい」と話した。