自分自身の生涯、あるいは、半生の出来事を文章化したものを「自分史 ( じぶんし ) 」と言います。
自分史と言うと、「何らかで成功した方の生涯を記録した立志伝」というイメージが強いですが、広辞苑によると「平凡に暮らしてきた人が、自身のそれまでの生涯を書き綴ったもの」と定義されており、自費出版が比較的簡単に出来るようになった1980年代以降、一般の方でも、自分史を一冊の本として書き綴る方が増えてきています。
自分史を書く目的は様々ですが、「民衆の表現活動」「後世に伝える記録」「楽しみ」「生涯学習」「精神療法」等が、一般的な例として挙げられます。近年では、シニア向けの生涯学習の一環として位置づけられ、地方自治体が主催する地域活動としても行われているようです。 |