三月十一日発生の東北地方大震災による災害の影響が全国に波及するなかですが、ここ陽成小では六名の新入生を迎え、二十三年度が順調にスタートいたしました。災害関連の報道に触れるたびに、本校においては例年通りの教育活動ができますことをありがたく感じているところです。
さて、全国の小学校では今年度から、すべての教科等で新しい学習指導要領(学校教育のよりどころ)による教育が始まっています。新しい教科書を使いながら、次の点が変わりました。
1 外国語教育の充実や言語力の重視など、学校で学ぶ内容が充実
2 国語や算数などの授業の時間数が増加
3 基礎的な知識や技能を身につけさせ、「生きる力」を育む 4 そのために、学校・家庭・地域の連携と協力が必要
これらの内容は今まで前倒しで行ってきたことではありますが、特に「4」の学校との連携や協力はこれからもますます大切になってくることになります。
家庭で育む「生きる力」の考え方として、家庭教育はすべての教育の出発点であるということを踏まえて、例えば、
○ 家族でのあいさつをし、子どもと話す(学校での出来事)
○ 早寝早起きをして、家族みんなで朝食を食べる
○ お手伝いの習慣をつけることと、家庭でのルールを決める
などの具体例が示されています。これらのことが実行されることで陽成の子どもたちに「生きる力」がさらに身につくことを願ってやみません。
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